高田城

 今週が冬の最後の寒波になるのでしょうか。今回も里雪型で平地に思いのほか多くの雪をもたらしました。最近のゲリラ豪雨の傾向のように、雪の降り方もまた変化しつつあるのかもしれません。でもいよいよ雨水を迎えます。異常低温が続いた厳しい冬も、もう春の力の前に退場せざるを得なくなる季節の分かれ目です。近付く春を喜びつつ、過ぎ行く冬もまた名残惜しみたいと思います。

 韓国のピョンチャンでは極寒の中、冬季オリンピックが開幕し、その強風と低温が競技の大きな敵となっていることも報じられています。そんな中、注目を集めた女子のジャンプとスケートでメダルが取れたことで日本中がほっとしているのではないでしょうか。中でもずっと世界の王者として君臨してきた高梨選手のプレーには日本中が一喜一憂しました。金メダル本命の絶対王者として臨んだ4年前のソチオリンピックでは、まさかの4位に沈みました。勝負の無常さを日本中が共有しましたが、本人の衝撃はどれほど大きかったことでしょうか。トラウマのようになって4年間ずっと苦しめてきたことでしょう。今回は銅でしたが、それでも今までの傷と苦しみが癒されたであろうことを共に喜びたいと思います。それにしてもオリンピックのような大きな大会での勝ち負けの悲喜劇は、人生の難しさが凝縮されているようなドラマですね。それは結果が必ずしも順当で合理的であるとはいえない現実を見せられるからでもあります。それが勝負の面白さであると第三者的には達観できるかもしれませんが、実際に身を置く時には大きなストレスをもたらします。

 私たちの人生もまた誰しもこのようなストレスと無縁ではありません。このストレスに対処するには、やはり結果がすべてではないという価値観を学び続けることでしょうか。聖書は結果は神のものであるとはっきり告げます。それは結果だけで判断しないようにとの神の警告と励ましです。神様は結果よりもむしろその途中を、人生の全体をご覧になってくださるのです。結果はゆだねつつ、途中の歩み方をこそ励まされたいものです。
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【聖書】

マタイ 26・30~46

【説教】「しかし、わたしの願うようにではなく、あなたのみこころが」

↓早津牧師の説教 *三角印をクリックすると声が流れます


2018-02-14 快晴

 立春を過ぎての今回の寒波は、こちらは予報に反して平穏でしたが、北陸地方、特に福井県に37年振り以上の大雪をもたらしたとのニュースには驚きました。普段20、30センチのところがその6倍程も積もってしまったのですからお手上げであり、もう休むしかありませんね。でも大雪の休みなんて何か自然への敬意を示すようでうるわしいことのようにさえ思えてしまいます。改めて自然は人間の手の内に無い生き物だと思わされました。もちろん自然が生きているのではなく、雪を降らせ、すべてを動かしているお方こそ私たちの礼拝の対象です。

 名護市長選は残念ながら、政府の力に抗するが出来ませんでした。と言うよりも、何をしても結局は変わらないのだ、民意の抵抗は中央の都合のままに跳ね返されるのだとの、今までの長期戦の疲弊の結果でしょう。政府は結局、何も善処しようとしないで時間稼ぎの兵糧攻めで城を落としたのです。何ともやりきれない気持ちですが、沖縄の地が疲れと無力感からから癒されて、真に笑える時が来るために今こそ連帯しなければなりませんね。

 同じやりきれなさは、アメリカが新しく発表した、核兵器を小型化して使い易くするといった内容の「核戦略見直し指針」に対しての、河野外相の「高く評価する」との談話にも感じました。自民党内にあって一言居士のような彼には期待していましたが、さすがにこの発言には空いた口が塞がらない失望を感じました。内閣として難しい立場にあるとはいえ、決して口にしてはならないことばだったのではないでしょうか。今までも核政策に対して日和見的な日本が世界にあってどれだけ信用されていたかは怪しいですが、それでもこの発言は日本の信用をがた落ちにするに十分ではないでしょうか。当のアメリカにさえまた、ますますポチとして軽く見られる言質を与えたことでしょう。大国の傘、これこそ日本が選択している矛盾の正体です。大国の傘に寄りかかろうとするイスラエルに神はいつも警告を発しました。聖書の警告を、ただ聖書の中だけの理想の物語としない日本を夢見たいですね。
冬の木

 先週は大寒を過ぎて冬も峠を越えたと書きましたが、今回は予報通りの大寒波となり、今までの分をまとめて放出したような雪となりました。歴史的な低温も続いています。冬が自分を忘れるなと釘を刺したようですね。でも2月に入り立春を迎えます。一進一退とは言え、春の力が勝っていくのを見るこれからが楽しみです。

 通常国会の様子が報じられています。一強与党の型どおりの答弁が繰り返される様子にすっかり興醒めですが、しかし全く興味と関心をを失ってしまってはそれこそ思うつぼですね。自民党の副大臣の沖縄軽視のやじには全く驚かされました。自民党の本質とおごりが集約したような醜さですが、辞任幕切れでそれ以上の打撃を受けず、後は淡々と進行して行ってしまう現状に、やりきれない怒りを覚えますが、それ以上追い込めないのが更に情けないですね。全く議員辞職に値することのように思いますが、このような人々が依然として選挙で票を得て、議員として生き続けていることが政治の世界の劣化を象徴しているのでしょう。

 一番の問題の根幹である「日米地位協定」の改定には取り組む気概などさらさらなく、家主のアメリカには何も言えず、間借り人のようになって苦しんでいる沖縄の味方になるどころか、弱い者いじめをしているような姿は、強い者に媚、弱い者に強くという人間の醜さそのものです。でもこれはそのまま日本人全体にも返ってくる問題です。

 今週は名護市長選挙です。何としても、事なかれ政府に代って、大きな家主に抵抗しようと孤軍奮闘している人々の励ましを祈らなければなりません。第一にも取り組むべき基地問題には全く冷淡で、安倍首相は持論の憲法改悪に異常な熱心を傾けています。その中身は結局、家主翼賛憲法になるのではないでしょうか。一体どれだけの国民が本当に憲法の改変を望んでいるでしょうか。国民にとっては全く迷惑な話で、日本は安倍国ではないと叫ばざるを得ません。でも今年が勝負の年として突き進もうとしています。日本国民にとっても正念場ですね。主よ、私たちの国を正しく守り導いてください!
2018-01-22 八王子大雪

 東京の大雪のニュースが報じられました。未だ1月に東京に雪が降るのは通常の季節の動きではないようですが、いずれにしても東京の雪は春のしるしのように思えますから、雪国の冬は峠を越えたと見れるのではないでしょうか。そのせいか今週は大寒波とのことですが、あまり深刻感はありませんね。

 トランプ大統領就任から一年を迎え、新聞、テレビ等でこの一年のことが様々に論評され特集されています。総じての評価は今までにあり得なかった、全く大統領の資質に欠けているとの厳しい評価が並びます。でも本人は、どこ吹く風のように気にも留めず、あきれられるような言動を続けています。この辺が本当に天才なのかと思わせるような、何か怖いもの見たさの魅力にもなっているのでしょうか。いずれにしても斯くあきれられながら、一定の固い支持層を得ていることが、いわゆるトランプ現象の不気味さとでも言えるのでしょうか。社会の価値感、人間の価値観が変化していること、あるいは大きく揺れていることを示しているように思えます。

 アメリカだけではなく、今まで世界をリードしてきたヨーロッパでも今までの価値観に背を向けるような混乱が起こっています。自国第一主義ということばに象徴されるように、皆がみな自分第一の方向にあからさまに舵を切り出したように思えないでしょうか。一昔前ならとてもはばかられたことが、皆が軌を一にするように主張し始めているようです。それだけ他をかえりみる余裕の無い時代になっているのでしょう。皆がそう言うならそれに抗することは馬鹿を見ることだとしてそれが共通の倫理になってしまいます。この動きが高じる先は自分第一を求めながら、皮肉にも自分の首を絞めることになるのではないでしょうか。聖書は私たちに自分だけではなく、他の人のことをかえりみなさい、自分を愛するように隣人を愛しなさいと、不動の祝福の原理を教えます。流れが逆であればあるほど、聖書とそれを信ずる者たちの真価が試されます。それぞれは小さくてもこの時代にあって世の光でありえますように。