【聖書】
 ローマ1・16ー25

【聖書】

 早津牧師

「仕えるべき神を知る幸い」

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 梅雨明け宣言はいつになるのでしょうか。梅雨明けが待たれるのは、一つには、草の勢いが減ずるようにとの願いですが、一方で猛暑日が続くこの季節には、爽やかな冷気を運んでくれる雨のありがたさについても再発見させられるのではないでしょうか。洪水ももたらしますが、しかし雨の父を信じる私たちとしては、雨のもたらす圧倒的な恵みの面こそ数えたいものです。

雨

 参院選が終わりました。マスコミの予想通り、あるいはそれ以上の自民党の圧勝でした。しかし、数年前の民主党の政権交代のような高揚感も期待感もありません。低調な投票率もそのことを示しているでしょう。しかしこの結果は日本の将来に大きな影響を与えるかもしれない歴史的なものとなりました。

 もちろんその大きな影響とは、心配の方の危機感です。数字の上で絶対的な勝利を得た安倍首相は、持論の憲法改変に向かって突き進むであろうことは大方の予想です。彼はそれを自らの使命にしているからです。かつての小泉首相の郵政民営化などはこれと比べれば、このために選挙をしたなどということが馬鹿らしく思えるほどの、ほとんど子どものようなテーマと言えないでしょうか。しかし憲法改正はこの類ではありません。安倍晋三という人物の思想的確信は固いのでしょう。そして多分彼の政治思想はこれからも変わらないでしょう。そして高い支持率のゆえに、自民党内でも彼にもの申す人はいないようです。ですからこの人がトップにある限り、大きな危機感を持って見張らなければなりません。

 しかしこの危機は日本人の再再生のチャンスでもあります。もう一度戦後と向き合う時、あるいは戦争に至る日本の歴史と向き合うべき時と言ったらいいでしょうか。戦後の急速な経済的発展と順調な繁栄によって、日本人はすべて経済的価値にからめとられて、何も考えない国民になってしまったとも言えないでしょうか。人権も平和も与えられるままで、その価値に向き合わず、すべてお任せ民主主義で平々凡々としていたのです。戦前戦後と向き合い、憲法と向き合うということは、神と向き合うチャレンジでもあります。ことでもあると信じます。
【聖書】

ルカ18・9~27

【説教】

愛されるために必要なこと

早津牧師

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雑草

 雨の季節、雑草の勢いは何とすさまじいものでしょうか。もちろん一口に雑草と言っても、それは人間に都合のいい分類であって、どんな草にもそれぞれ言い分がきっとあるのでしょう。神様の知恵は、人間の知恵を超えて、雑草をもまた配分されたのではないでしょうか。そういう意味では私たちの価値観は、いつも神の知恵の下で謙遜なものでなければなりませんね。

 今日は参院選挙の当日です。今回も国の当面の進路を決めるような歴史的な選挙になりそうですが、私たちの一票が一体どれだけ反映されるものだろうかとの虚しさを覚えなくもありませんが、何があっても、信仰者としてはすべてのものの上にいます神を信頼できることは幸いです。結果がどうであれ、選ばれた人々が真に政治家としての使命を果たすことが出来るように祈りたいと思います。

 政治家たちの危険は、人々を代表して任を預っているという意識が遠のきがちになってしまうことではないでしょうか。専門的な政治集団になってしまう誘惑です。確かにより専門的な知識とまた経験が求められる仕事でしょう。そのことはどうしても専門家意識を助長させ、人々と遊離した感覚を生んでしまい易いのではないでしょうか。

 そうでなくても、票を集めて政治家として立つことのできた人々は、二世、三世議員が多く現出しているように、教育的にも経済的にも、いろんな意味で恵まれた環境の中で、今を築いた人々が多いと言えるでしょう。いわゆる現在の世の中のシステムの中での勝ち組に属しています。政治家たちとはどこの国においても似たような階層の人々ではないでしょうか。ですから政治はどうしても勝ち組の発想と価値観にリードされることになります。でも本来政治とはそうではない人々のために配慮することを使命としているとこそ言うべきではないでしょうか。

 勝ち組の自己満足的価値観は危険なものです。これは一人政治の世界だけではなく、声を上げられない人々の声を聞くという謙遜なあり方こそ、人間として神の前に求められている価値観であることを学び続けたいと思います。
【聖書】
 ルカ6・27

【説教】

「失望してはならないことを教えるために」

早津牧師

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夏の空

 熱中症報道の季節となりました。暑さが怖くもなってしまいますが、雪国の私たちにはことのほか貴重な夏なので、気を付けながら暑さと上手に付き合いたいものです。四季の好みでは何と言っても、春党と秋党が一番多いと思いますが、夏大好き人間が身近にいれば、自分も若返るような感じにさせられるのではないでしょうか。もちろん冬大好き人間はもっと貴重な存在です。

 夏と上手に付き合うのは人間にとっては美徳であり、喜ばしいことですが、原発と上手に付き合うなどということは一体どう言ったらいいのでしょうか。断じて美徳などではなく、今では人類にとって禁じられていることが明らかになっている相手ではないでしょうか。しかし自民党はどうしてもこの道があると言いたいようですね。

 電気の供給の問題、と言うよりも電力会社と関連する電気産業の利益、またその関連で働く多くの人々の生活等、もろもろのことが複雑に絡んでいるのでしょう。原発との付き合いはとても切れないと先送りせざるを得ないかもしれません。しかし福島事故の教訓はそれではあまりにも、軽いと思うべきではないでしょうか。

 ノーモア・ヒロシマ、ナガサキ!と原爆の教訓を世界に発信している日本は、同じように原発に関して、その負の教訓を世界に発信し、原発から脱却する歴史的使命を持っていると心得るべきことを課されているように思います。

 とは言っても、核廃絶もまた、核の傘によって保護してもらって、同盟国アメリカに遠慮せざるを得ない日本の政治はこちらもまた歯切れの悪さを抱えているようです。人生にはいろんなしがらみがあって、そんなきれいごとでは済まされないんだ、との声が聞こえてくるようです。

 でも相手を選ぶこと、またたとい後ろ髪を惹かれてもどこかで決然と決断すべきとの教訓は、これまた人生の身近な心理です。原発の教訓は人生に重なります。「握っていては失い、捨ててこそいのちを得る」というみことばの真理は、いろんなところで私たちの人生を試しています。
 【聖書】

 マタイ4・1~11

 【説教】

 「ただ主にのみ仕えよ」

 2013年7月7日

 早津栄牧師

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 今年も折り返し点を過ぎて後半期に入りました。未だこれから夏の盛りを迎えるので、折り返し点の感覚は持ちにくいですが、確かに夏至も過ぎて、日はピークを越えて少しずつ下り始めたことになります。とは言ってもまだまだ早い朝と遅い夕暮れが楽しめます。夏の朝夕はことのほか貴重です。忙しくはあっても静かな戸外で主と交わることが出来るなら、それは贅沢な時間ですね。

 さて7月は参院選を迎えます。数年前の政権交代に日本は大きな興奮に包まれましたが、その後の民主党の実験は残念ながら大きな失望をもたらしました。その結果、自民党が復権して、また相も変わらずの観が濃くなっている中で、何となくしらけムードが漂っているようです。

 原発も公共事業も元の木阿弥で、声を上げることに虚しさを覚えかねません。その罠にはまることなく、国民としての責任を覚えたいと思います。加えて、アベノミクスの今のところの好調さのゆえに、自民党の優位が動かないようです。国民の第一の関心が経済にあることは避けられないとしても、すべてが経済優先で、言うべきことが質に取られ、後はお任せということにならないようにとも問われています。

 最近はまた、アメリカのあらゆるところに張り巡らされている秘密情報機関の実態が暴露されました。あからさまな国益至上主義を改めて思い知らされます。そしてアメリカが開き直るように、国とは皆に似たり寄ったりだというのです。民主主義の先端を行くアメリカでさえこうなのですから、国とは一体何者でしょう。

 国民一人一人が国を造っているとは言え、何か一人一人の手を離れた恐ろしい化け物ののようでもあります。確かに国家とは権力によって利益を追求する化け物のようになるのですね。その前に一人一人の口が封じられます。聖書は「正義は国を高める」(箴言14・34)と国家に託された第一の理念を宣言します。経済は国を高めるのではなく、まして経済力が正義に変わるなどということは断じてないことを警告しています。