【聖書】

 Iペテロ1-13~25

【説教】

 宗教改革の遺産

 早津栄牧師

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説教:宗教改革の遺産 by Heavens Gate on Mixcloud



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 紅葉が少しずつ下りてきました。教会の庭ではナツツバキとコマユミです。マユミの赤は紅葉の王様のようで、断然秋に輝く存在ですが、ナツツバキは三拍子四拍子も揃った樹木に思えます。初夏の花と秋の紅葉、そして樹形の素晴らしさもあります。さらに山に沢山自生して庶民的なところでしょうか。ちゃんと眺めてあげたいものですね。


チャペルコンサート

 さて今年のチャペルコンサートはいかがだったでしょうか。今回はいわゆるバリバリ?のゴスペルでした。私の世代では少し元気過ぎてついていけないという気もしないではありませんが、しかし印象に残ったのはメンバーの皆さんの大きな笑顔いっぱいの賛美でした。特に一人の人の笑顔は魅力的でした。どこからその表情が出てくるのか全く不思議な別人種にさえ思えました。確かに「顔は口ほどに、いやそれ以上にものを言い」ですね。聖書にはいつも喜んでいなさいとありますから、自分にはちょっと、などと距離を置かずに、学ぶ必要がありますね。

 話題は変わりますが、コラムニストの天野祐吉さんの死が報じられました。その人誰?と知らない方も多いかもしれませんが、私も2、3年前位から知っただけです。朝日新聞で毎週1回、「CM天気図」というコラムを担当していました。私は「天声人語」をチェックしていますが、それ以上に天野さんのコラムを楽しみにするようになりました。筆から伝わってくる印象は、全くの健在振りでしたから、80歳とは言え、とても惜しまれます。人生のモットーは「楽しく遊ぶ」ということだそうですが、そのコラムはユーモアと楽しさがありました。でも中身は鋭い文明批評でした。少年が、あるいはどこにでもいるおじいちゃんが、素朴に政治と文化に疑問を投げかけるスタイルで、表現は全く庶民的でした。石原慎太郎的おじいちゃんの対極にあるようなおじいちゃん、こんな人が日本に何人もいたらどんなに心強いことかとエールを送っていました。

 人は自分を偉そうに表現するものですが、先のゴスペルの笑顔と、天野さんの謙遜なユーモアに学びたいと思いました。
【聖書】
使徒 16・6~15

【説教】
ルデヤの待つヨーロッパ

↓早津栄牧師の説教

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台風16号

 先日は最大級の大型台風が日本の太平洋岸をかすめながら通過し、残念ながら大きな災害をたらしました。最近の自然現象の大型化はどの地域にも危機を現実のものとしています。それでも、ますます高度に文明化されつつある現代にあって、自然は、圧倒的な神の使いとして、現代人に何かを語りかけています。ですので、神の恵みとあわれみに満ちた完全な支配を祈りつつ、自然を通して語る神を覚えながら歩みたいものです。

 自然災害の大型化は不安ですが、それ以上に深刻なことは、やはり人間が生み出している様々な問題です。その代表が、争いのエスカレートと戦争でしょう。つくづくと、人間はこれだけ争いの歴史を重ねながら、それでも争いを克服できない者であることを思わされます。日本国憲法の戦争放棄は夢のまた夢のようです。新たな戦争に備えようという発想が依然として政治家たちを動かしています。

 新聞で「アンパンマン」の作者、やなせたかしさんの死を知りました。この作品は、1973年に発表されたとのことですが、以来40年にもなりますが、親、子、孫へと新しい世代に受け継がれて愛されています。その作品から伝わるメッセージに多くの人々が共感しているからでしょう。彼の語る正義が、子どもの心に、そして大人になっても失われずに愛され、実践されるなら、確かにアンチ戦争世代が育っていく希望があるかもしれません。その正義観は次のように紹介されていました。「声高に語る正義はうそくさい。正義も悪もない。唯一ある正義はひもじい者に食わせることだ」と。

 言わんとしていることは、人間の正義の愚かさであり、強者の正義への弾劾でしょう。正義の名の下に戦争をし、悪を正当化し、弱者を守るという本当の正義を踏みにじってきたのです。正義に優るものこそ愛であり、正義は愛をこそ土台にしなければならないということは、聖書の中心思想です。愛のない正義は最大の悪となるのです。でも人間は何と自前の正義を振り回す者でしょうか。それこそ罪の本質として聖書が教える真理です。心して自前の正義を悔い改め続けるものでありたいものです。
 10月19日(土)午後7時から、新井聖書教会で「ゴスペル・チャペルコンサート」が開かれました。2年ぶりに「グレース・ゴスペル・クワイヤー」の皆さんが出演くださいました。

 メンバー13人の息の合った素晴らしいハーモニーが教会に響き渡り、とても楽しい時間を持たせていただきました。

コンサート1

コンサート2

コンサート3

 素晴らしいコンサートの模様を、ぜひお聴きください。

↓ライブの模様(録音)

ゴスペルクワイヤー by Heavens Gate on Mixcloud



 曲目は次の通りです(間違っていたらごめんなさい)

(1)We Shall Overcome(勝利を我らに)…アメリカ公民権運動の象徴のような歌です。ジョーン・バエズなど、多くの歌手が歌いました。

(2)Center of My Joy

(3)Amazing Grace(アメイジング・グレイス)…ジョン・ニュートンの作詞による賛美歌です。

(4)This is The day~この日は主が造られた

(5)Still(静まって知れ)

(6)Victory is Mine

=休憩=

*ピアノソロ
(7)My Heavenly Father Watches Over Me

*ピアノソロ
(8)I love You Load Today

*セッション
(9)What a friend we have in Jesus(いつくしみ深き)

*ピアノソロ
(10)When The Saints Go Marching In(聖者の行進)

(11)罪重荷を除くは(新聖歌235番)

(12)Victory Is Mine(勝利は私のもの)

(13)Holly,holly,holly(賛美歌66番=「聖なる聖なる」)

(14)Let the Church Say Amen

(15)君は愛されるため生まれた(You Were Born to be Loved)

(16)Total Praise(トータルプレイズ=リチャード・スモールウッドの代表曲)

*アンコール
(17)This Little Light of Mine



【聖書】

 I 列王記 17.1~24

【説教】

 「シドンのやもめ一家の物語」

 早津 栄牧師

↓早津栄牧師の説教

説教:シドンのやもめ一家の物語 by Heavens Gate on Mixcloud

紅葉

 10月に入って、気温がまた高い日が続いていますが、秋の爽やかさと同居していますので苦にならないのではないでしょうか。個人的にはやはり暖かさは歓迎です。紅葉は変調になるかもしれませんが、一日でも長い穏やかな秋となりますようにと願います。

一方で私たちの世界に目を転ずれば、様々な問題が山積しています。アメリカは内政問題で混乱し、期待される世界での外交の役割を果たせずにいます。中東に希望をもたらしたアラブの春は、予想に反してあっという間に躓いて、民主化どころか、深刻な内戦の危機にあります。シリアの状況はそれこそ外からの圧倒的な救世主が現れない限り泥沼化してしまうのではないでしょうか。聖書の舞台でもある中東の安定と祝福のために祈らなければなりません。私たちのアジアも、日中韓の冷却状況が続いて、こちらも何らかの救世主が必要なようですね。

 方や日本はというと、一応安倍内閣は好調なようですが、私たちには好調さに乗じての右傾化のほうが大きな不安材料です。先日も20年に一度ということですが、伊勢神宮の式年遷宮とやらがあり、安倍首相もまるで国家行事ででもあるかのように参列しました。私には最も空虚な浪費的行事に思えてしまいますが、大した反対もあがらず、マスコミもいかにもおめでたい行事のように報道していたのではないでしょうか。自民党だけでなく日本全体が、先祖帰りを良しとする様な風潮の中にあるように感じます。多くの人は別段の考えがあるわけではなく、ただ長く続く伝統に権威や価値を置きやすいのでしょう。この遷宮は何と何百年と続いているというわけですから、伝統恐るべしですね。

 同時に精神の闇を思わずにいられません。人間はやはり漠然とではあっても、精神的な拠り所を求めています。何かそれに変わる確たるものがなければ、伝統や先祖回帰は自然なことなのでしょう。日本には他にないのですね。これはまた私たちへの挑戦です。日本に聖書が入って未だ僅か100年です。あきらめず、聖書の根が張ることを祈り求めましょう。
【聖書】
II歴代誌 15・1.2.8~16・14

【説教】
「アサ王、36年目のテスト」

↓早津栄牧師の説教(三角印をクリックすると音声が流れます)

説教:アサ王、36年目のテスト by Heavens Gate on Mixcloud


秋

 10月に入りました。春の5月と秋の10月は、ここで止まっていてほしいと思える季節ですね。特にストレスが押し寄せるときには、努めて自然に触れ、そこから癒しがもたらされますようにと願います。

 さて日本は消費税アップが決まり、8パーセントの経済社会に入っていこうとしています。いろんな観測が成されていますが、誰も本当にはわからない未知の実験であることには変わりがありません。もちろん言うまでもなく、人類の歩みはみな未知の歴史を刻んでいるわけで、21世紀の今は確かに未踏に時代を歩んでいることになります。特に日本は少子高齢化の先端を歩み、今後の世界が経験する成熟社会の行く手を占う実験をしていると言われます。社会保障費が膨らみ、このままではどうみても財政がパンクしてしまうことが明らかで、またいくら手当てしたところで、簡単には追いつけない、先細り状況が待っている現実とのことです。大きな社会変化、それも今までのような上昇ではなく、厳しい下降の変化に直面せざるを得ない状況が迫っています。

 既に今、リストラと若者の就職難等で格差が増大傾向社会になっています。格差是正のためにも経済のもう一度の回復をはかる事が政治家たちの悲願ですが、どのような政策も、厳しい状況を簡単には好転させるようには思えません。むしろこの厳しさは、今までとは違った価値観と生き方の知恵を問いかけているのではないでしょうか。ずっと突っ走ってきた世界を挙げての競争社会は、経済中心の功利主義的社会の限界を示しているのでしょう。それが利害や打算による亀裂をもたらしてきました。それを癒すような価値観と社会が求められているのでしょう。

 政治学者のカン・サンジュンさんが、痛みや苦しみによって結びつく社会、それが経済功利主義によって築かれてきた現在の孤立社会を変えていくモデルだというような意味の発言をしていましたが、聖書的に通ずる予言的な洞察であり、またチャレンジであると思いました。知らず知らずに功利的になってしまう悲しさを悔い改め、痛みをこそ中心に据えて、人とつながれる人間でありたいものですね。