【聖書】
ヨブ記 I・18~2・10

【説教】
「幸いを神から受けるのだから、わざわいをも」

↓早津栄牧師の説教(三角印をクリックすると声が流れます)

2014年2月23日説教 by Heavens Gate on Mixcloud

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大雪2回目

 とうとう2月の下旬となりました。まだ寒さが続き雪も降りますが、春の雪という風情です。今年の冬が終わったという感慨とともに安堵感は大きいですね。こちらの沈静化とは対照的に、関東地方は記録的な大雪となりました。甲府や埼玉が1mもの雪ということですから、いきなり雪国の真ん中に放り込まれたようなものですから、文化ショックを越えて危険な状況となりました。孤立状況がなかなか復旧しませんでしたから、わずかな自然の変化でも侮れないものであることも感じさせられました。それと同時にもっともっと厳寒の高緯度地方で生きている人々のたくましさにも、改めて敬意とともに励ましを覚えます。神が造られた人間の適応能力や忍耐力は素晴らしいですね。

 さてまたオリンピックの話題ですが、熱戦がもうじき閉幕しようとしています。なんといっても日本男子のジャンプの活躍が大きな話題となりました。私たち地元の清水選手の活躍もさることながら、その中心にいる葛西選手の物語の感動が日本中の多くの人々に共有されたのではないでしょうか。20年以上も日本代表としてこの競技とともに人生を送ってきました。もちろんジャンプはもう小学生の時から始めていますから、彼の人生はジャンプ抜きには語れません。

 そしてその物語が私たちの共感を呼ぶのは、その多くの年月が、なかなか思うように結果の出ない葛藤の日々であったということです。今回はその長い年月に一番良い形で報われることになりましたが、何と多くの失敗?を刻み、それに向き合い耐えてきたことでしょうか。何度も気持ちが折れそうになりながら、それでも挑戦し続けてこれたことは、クリスチャンの感覚では、彼の努力に祝福を送りながら、神が彼に与えた賜物とも言うべきでしょう。彼の人生から学ぶ励ましは、今年だけが意味のある年ということではなく、過ぎた20年もまた意味のある日々だったということです。多くの失敗は人生にとっては自然でもあります。失敗に腐らず、失望してしまうことなく、その日々に温かい目を持って忍耐をささげたいものです。
【聖書】
Iサムエル1・1~20

【説教】
「彼女の顔は、もはや以前のようではなかった」

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説教:彼女の顔は、もはや以前のようではなかった by Heavens Gate on Mixcloud

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 まだ一級の寒さが続きますが、外は日増しに明るくなっていくようです。もうほどなく指折り数えた雨水を迎えます、この節気は確かに暦の上だけではなく、実際に冬の終わりを実感する時として、雪国の私たちにとってはことのほかありがたい季語ではないでしょうか。そして凍み渡りの季節も迎えます。雪のために閉ざされていた空間が、この時ばかりはどの季節よりも最大限に解放されます。朝の時間のやりくりは難しいですが、そんな雪原の醍醐味を味わってみるのもいいのではないでしょうか。

 冬季オリンピックが開幕し、こちらでもまた冬こそ我が舞台と喜ぶ人たちが活躍しています。今のところ、日本チームは苦戦しているようですが、いつもながら、アスリートたちの歓喜と悲哀に感情移入させられます。ある意味でスポーツほど一瞬を争う厳しい世界はないのではないでしょうか。選手たちはその一瞬のために4年間を準備してきたともいえます。それがほんの一瞬の中に凝縮されます。4年間もの長い準備と労苦に比して、それはまことに残酷とも言える現実ですが、このルールの故にこそ選手たちがより集中し、そしてまたそれがこの世界の魅力と興奮の源となっているとも言えるのでしょう。

 それぞれの選手はそこで必ず、成功だけではなく失敗も経験しなければなりません。あるいは失敗の方が多いかもしれません。というのも、どれだけ準備してもその一瞬の時間を自分で100パーセントコントロールすることはできないからです。できるだけ思い通りにコントロールするために準備することが、彼らのトレーニングであるわけですが、それでもなお自分に支配できないものがあるのでしょう。

 自分を越えたものがあるということは、厄介な邪魔者のようですが、しかしある意味で幸いでもあるということが聖書の教えです。自分がすべてを支配し、また支配しなければならないとするなら、自分が引き受けなければならないストレスはいかばかりでしょう。しかし神の御旨は、支配できない部分を神の領域として積極的に認めて、それゆえ成功も失敗も神にゆだねて、人生と平和を持って欲しいことなのです。
【聖書】

マルコの福音書 5章21節~34章

【説教】

「誰が私にさわったのですか」

早津栄牧師

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説教:誰が私にさわったのですか by Heavens Gate on Mixcloud

↓高田公園の白鳥
白鳥

 先日は気温が20度近くも上がった暖かい日を二日間も経験しました。ちょうど立春直前でしたが、思わぬ春のプレゼントを楽しむことができました。その後はまた最高の寒波といわれる寒の戻りとなりましたが、それでも幸いなことに今回もまた、予報ほどの降雪とはなりませんでした。春の力がもう確実となっているようで、これからはなお一日一日がその力を増していくようで安心ですね。優勢な春に余裕を与えられて、まだしばらく続く去り行く冬も楽しみたいものです。

 NHK新会長の発言やまた同じ経営委員らの発言が問題になっています。いわゆる安倍首相に近い人々のこういった発言が、次々に飛び出すようになっているのは、これまた自民党の圧倒的優勢の故でしょうか。あるいは社会全体がこういう発言を容認するようになってきたということでしょうか。

 戦後70年を数えようとしていますが、確かにもう戦後派2世の時代になろうとしていますから、時代の雰囲気や価値観が変わっていくのは当然かもしれません。しかし、貴重な貴重な敗戦の教訓と平和という価値観を風化させないように、そのことを今、切実に問われています。教科書検定によって、歴史教育も見直そうとしている政府の動きを見ると、この人々はどこまで行くのだろうとの不安と怒りを覚えます。何とも歯がゆく覚えるのは、一体自民党の中に良識ある人々はいないのかという失望です。社会を動かす政治家たちのために祈らなければなりません。と同時に、政治家たちは国民の代表として選ばれています。もちろん誰も彼らが真に公平で正当な代表だとは思えないとしても、それでも政治家の質は、国民の質として受け止めなければなりません。誰か有力な人が声を上げて欲しいと、投げ出し、あきらめてしまうことなく、一人ひとりの質が問われています。

 先の戦争での一番の教訓も、一人、政府と軍部の責任ではなく、一億総翼賛体質がもたらしたものだということでした。私たちが戦うべき相手とは、だれか他の国や民族ではなく、自らの内にある罪の性質であることをいつも覚えたいと思います。
【聖書】

 ルカ 18・1~8

【説教】

 「主を呼び求める者すべてに」

 早津 栄牧師

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説教:主を呼び求める者すべてに by Heavens Gate on Mixcloud

妙高山

 1月が終わります。冬の一月をここまでクリアーできたと言う安堵感を皆さんも感じているのではないでしょうか。寒さのピーク時にもかかわらず、雨が降り、気温も上がりました。私の小さい頃の記憶では、1、2月に雨が降るというのはほとんどなかったのではないかと思いますが、近年は珍しくなくなりました。冬の雨は何となく興ざめですが、しかしそういう美観とは別に実利的観点から雨は大歓迎と思ってしまいます。また日が少しずつ長くなっていることもうれしいですね。立春と雨水の2月は、冬のさなかに春を先取りしているようで、3月以上に希望を運ぶ月と言えないでしょうか。

 忍耐しつつ春を待つということが、私たち雪国人にとっては、ことのほか実感されることですが、このあり方は今日の私たちの人生においてはいっそう適用されるべき教訓に思えます。よく言われるように、文化の進歩は、時間を短縮して快適さをもたらすようになりました。忍耐と我慢の時間をどんどん短縮させてくれているのです。その恩恵を一杯に享受している私たちは、とても昔の不便さに逆戻りできそうにありません。文化の進歩は快適さとともに、やはり負の側面もあわせ持っていることを認めなくてはならないでしょう。人間力とでもいえるものがどうしても弱くならざるを得ないということでしょうか。最近も原発事故によって、ほとんど100パーセント電気依存の現代生活の不安定さが改めてクローズアップされました。

 生活を昔に戻すなどということはできないでしょうが、だからこそ、忍耐の価値とそのあり方を努めて訓練される必要があるように思います。生活の不便さは文化の進歩によって短縮させることができますが、人生という時間、そこでの諸経験や試練は、人間が技術的に操作したり、短縮させることのできないものです。多くの問題や事柄は、私たちが動いて何とかなるものというよりも、じっと待つことが求められます。それは春が早く来るように操作できないことと同じです。人生のほとんどは忍耐しつつ春を待つことの連続ではないでしょうか。人生を雪国人の如くありたいものですね。
【聖書】
ヨブ記 I・18~2・10

【説教】
「幸いを神から受けるのだから、わざわいをも」

↓早津栄牧師の説教(三角印をクリックすると声が流れます)

2014年2月23日説教 by Heavens Gate on Mixcloud