【聖書】

マタイ 11.25~30

【説教】「世に勝つ者とは誰か」

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雪の足跡

 朝晩の冷え込みは強いですが、日中は春の雪が舞うような風情となってきています。大風が周期的に吹きまくるのはありがたくないですが、これもまた季節が移り変わっている証拠なのでしょう。もう少し忍耐しつつ、「雨水」を指折り数えたいと思います。

 世界ではトランプ台風が依然として吹きまくって、当分収まる気配が見えません。マスコミにとっては視聴率向上の格好の材料となり、私たちの関心もどうしてもそこに行ってしまいますね。世界中を自分に注目させていることこそ、彼が成功している戦略なのかもしれません。踊りたくなくても皆が踊らされている状況でしょうか。今は日米首脳会談を目前にして、特に日本では緊張が高まっています。今まで相手にしたこともないような無頼の大統領とどう接したらいいのか頭を悩ませています。

 しかしこれまでの短期間で見えてきたことは、日本としてはますますアメリカ依存を強めることに変わりはないようです。異色の大統領が誕生したことで、日米関係が何か根本的に見直される好機かとも思いましたが、政権は現状維持と事なかれ主義を露骨に推し進めようとしているようです。必死で先ず、強い大統領の機嫌を損ねまいとしています。朝貢外交なる語がマスコミに頻繁に登場しています。アメリカへのポチ化は残念ながら強化されるようです。その例が、沖縄の民意の必死の抵抗にもかかわらず、辺野古沖の埋め立てがあっけなく再開されてしまったことです。アメリカの政権交代は、善き変化の好機と淡い期待をしましたが、政府にとっては強行の好機としか考えなかったのでしょう。本音は強い日本復活を悲願とする自民党とその中心にいる安倍首相にとって、全く矛盾した恥ずかしい二重構造と見えてしまいます。この世界は強い圧力を持つものが有利にことを進めるようです。強い者勝ちという現実が横行するとは言え、弱い者の権利を守ることこそ神の視点です。強さに取り入り、おもねる誘惑は強力ですが、弱さにつく謙遜と強さをこそ訓練されたいものです。
【聖書】

創世記 32.3~31

【説教】「ヤボクの渡し」

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↓金谷山からの遠望(米山ほか)
金谷山からの眺め

 2月を迎えました。まだまだ厳寒期ですが、何と言っても2月は希望の月ですね。季節が冬から春に入れ替わるからです。春を実感するのは確かに3月というべきかもしれませんが、しかし小さいわずかな春を告げるこの季節は、より味わい深いといえるのではないでしょうか。どんなに冬が猛威を振るっても、春の勝利が確実に近付いていることが明らかなこの月の味わいは、死と悪魔に対する信仰の勝利の確実性を喜ばしく告げている聖書の世界とも重なります。

 この喜ばしい春に向かう世界にとって、アメリカのトランプ大統領は春の嵐ならぬ冬の吹雪の如くと言ったらいいでしょうか。春の嵐は春を告げる喜ばしいものですが、彼の言動は冬へと逆戻りさせるような混乱をもたらしているからです。連日大統領令に振り回される世界の状況が報道されています。ほとんどの人にとって、彼の言動は、一体何を考えているのか、正気なのかと思われているのではないでしょうか。それが今世界のトップに立っているのですから影響は甚大ですね。フィクション映画を視ているようですが、フィクションではなく正気だとなると、この物語の結末はどうなるのでしょうか。

 彼にまつわって、また耳慣れない「アルタナティブ・ファクト」なる語が登場してきました。先に紹介した「ポスト・トゥルース」なる語と連なるものでしょう。どう訳したらいいのかその概念が今一つはっきりしませんが、「もう一方の事実」というふうに紹介されていました。一つの事実があるとしても見方によって逆に取れるというような意味でしょうか。確かにこれは物事の一般論ともいえますが、問題はどこから見るかということです。トランプ氏とその取り巻きは、自分達の独特の視点を採用して、その厚顔振りをはばからないようです。人は誰も自分の視点は避けられないものですが、それが高じれば、自分に都合のいい事実だけを作り出すことになります。アルタナティブ・ファクトが横行する世界、それは空恐ろしいですね。基準なくさ迷う世界にあって、神がご覧になるように見る視点を心して訓練したいものです。