夏の空

 熱中症報道の季節となりました。暑さが怖くもなってしまいますが、雪国の私たちにはことのほか貴重な夏なので、気を付けながら暑さと上手に付き合いたいものです。四季の好みでは何と言っても、春党と秋党が一番多いと思いますが、夏大好き人間が身近にいれば、自分も若返るような感じにさせられるのではないでしょうか。もちろん冬大好き人間はもっと貴重な存在です。

 夏と上手に付き合うのは人間にとっては美徳であり、喜ばしいことですが、原発と上手に付き合うなどということは一体どう言ったらいいのでしょうか。断じて美徳などではなく、今では人類にとって禁じられていることが明らかになっている相手ではないでしょうか。しかし自民党はどうしてもこの道があると言いたいようですね。

 電気の供給の問題、と言うよりも電力会社と関連する電気産業の利益、またその関連で働く多くの人々の生活等、もろもろのことが複雑に絡んでいるのでしょう。原発との付き合いはとても切れないと先送りせざるを得ないかもしれません。しかし福島事故の教訓はそれではあまりにも、軽いと思うべきではないでしょうか。

 ノーモア・ヒロシマ、ナガサキ!と原爆の教訓を世界に発信している日本は、同じように原発に関して、その負の教訓を世界に発信し、原発から脱却する歴史的使命を持っていると心得るべきことを課されているように思います。

 とは言っても、核廃絶もまた、核の傘によって保護してもらって、同盟国アメリカに遠慮せざるを得ない日本の政治はこちらもまた歯切れの悪さを抱えているようです。人生にはいろんなしがらみがあって、そんなきれいごとでは済まされないんだ、との声が聞こえてくるようです。

 でも相手を選ぶこと、またたとい後ろ髪を惹かれてもどこかで決然と決断すべきとの教訓は、これまた人生の身近な心理です。原発の教訓は人生に重なります。「握っていては失い、捨ててこそいのちを得る」というみことばの真理は、いろんなところで私たちの人生を試しています。
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://araiheavensgate.blog.fc2.com/tb.php/16-fe7a85f0