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↓タニウツギ(松山)
タニウツギ

 サクラは終わって、早や、4月も終わります。暖冬だった分、季節も早く回っている感じがします。先日は日当たりのいいところで、もうタニウツギが咲き出しているのに出会い、少し戸惑いました。私の印象では、この花は初夏のイメージです。ですのでこの花が咲き出すと春が終わってしまうようで、残念な気持ちになってしまいます。タニウツギには不当な評価ですね。

 九州では地震から2週間が過ぎて少しづつ落ち着きを取り戻しているようです。肉体的な不安から今度は精神的な不安に移るといわれます。普段と違うことを一つ処理するだけでストレスが生じるのに、一気に何倍も不安な変化が加わったのですから、そのストレスはどれほどでしょう。心を造られた神様が、そのストレスの増大に比例するような、普段より何倍もの耐ストレス力?を与えてくださって、この困難を乗り越えさせてくださるようにと思います。

 人間は時にガラスのように繊細でもろいものに思えます。その繊細さともろさは、肉体以上に心の特徴的な姿といえないでしょうか。それだけ心こそ、肉体以上に精巧な高度な本質を与えられているのでしょう。人生において避けられないストレスは、先ずこの心の領域に侵入してきます。この領域がそれをうまく処理し、対処することが出来れば、肉体もまた安全です。それゆえに肉体のケアーと鍛錬はもちろん有益ですが、心のケアーこそ死活の問題です。肉体の鍛錬はある意味で単純で機械的ですらあるかもしれません。しかし心のケアーは単純ではありません。私たちの心を鋼鉄ではなく精巧なガラスのように造られた神様が、何よりも先ず第一に奨めるケアーとは、重荷と心配を神様に全くゆだねて、上手に休むことです。重荷と心配を感じるとしたらそれは、過重ストレスのサインです。手に負えないものを神様にゆだねることは責任放棄でも恥ずかしいことでもありません。ガラスは神の手の中にいつも置かれていなければならないのです。肉体の鍛錬以上に有益な、このゆだねる技術を繰り返し練習したいものです。
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