夕暮れ1

 秋分の日が過ぎました。雪国の私たちにとっては、秋分の日は冬に向かって時がスタートするように思えてしまいますから、出来たら先延ばししたい日ではないでしょうか。事実、既に随分日が短くなっていますが、この日を境にますますその速度が速まっていくことになります。とは言っても猛暑の夏が過ぎてようやく、これからの夕暮れから夜の時間の戸外は、春の夕暮れと共に、最も気持ちのいい季節です。

 冬を前にしたこの貴重な2ヶ月ほど、日々の忙しさから逃れ、戸外で祈り、瞑想することをお勧めします。ちょうど秋分の日の夕暮れ、私はたっぷり2時間ほど戸外で過ごしました。いつまでもそこにいたいような夜でした。改めて星をじっくり眺めました。そしてアブラハムのことを考えました。彼もまた同じ空を見上げたのだと思うと、私にも同じ神が語りかけてくださるように思えました。「あなたの子孫は空の星のようになる」と語りかけられたアブラハムへのその時の約束は、以来4000年を経ようとしていますが、確かに今も現在進行中の約束なのです。そしてその子孫の一人として自分も数えられ、今、この日本で星を見上げている恵みを思いました。

 アブラハムの見上げた空と大きく違っていることの一つは、飛行機が、点滅する擬似星のように、盛んに行き交かっていることです。飛行機の発明って果たしてどうなんだろう?とやはり考えてしまいます。文明の進歩を象徴する最先端物が悠久の自然の中で、莫大なエネルギーを消費しながら爆音を響かせているのです。いや調和していると言うべきでしょうか。

 もちろん文明の進歩を否定することは出来ません。神様にとっては、飛行機もロケットもさらにその先にあるものも織り込み済みでしょう。どのようにご覧になっておられるのでしょう。でも「よくやった」との手放しの評価ではないでしょう。やはり文明は常に功罪二面を抱えながら進むのは避けられないのでしょう。その中で罪の面をどうコントロールしていくかが問われています。よく言われるように節度ある進歩観、これが今日の課題ですね。
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