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2017-01-29妙高山々

 大寒を過ぎて今が一番の厳寒期でしょうか。東日本だけではなく西日本まで寒波が襲来して雪をもたらしています。でも回りは雪国らしい白銀の世界で、何となく落ち着いた気分にさせられます。考えてみれば、一年の中で風景が真っ白に変貌するこの季節は、どの季節以上に神秘的で、神の奇蹟の御手を覚えることができるのではないでしょうか。この貴重な神秘の世界を見れる雪国を幸いと考えましょう。

 今週は、多少相撲に興味のある人にとっては大きな歓喜の週となりました。稀勢の里の優勝と横綱昇進です。大げさかもしれませんが日本中が興奮したのではないでしょうか。私もテレビの前で感動の涙に浸り、幸せな夜となりました。くどくど解説する必要は無いでしょう。この人こそと期待され、何度もチャンスを手繰り寄せながら、しかしそのたびに何度も跳ね返され、悔しさと不評をなめてきました。その心中を誰も自分と重ねて応援してきたことでしょう。悲劇の主人公になるのかと思われた向きもありましたが、とうとう満願の成就となったのです。19年振りの日本人横綱の誕生でした。彼一人の願いではなく、国民全体の悲願でもありました。

 考えてみればこれほど応援された彼は、その分辛くもありましたが幸せ者ですね。長く辛い時期、気分が萎える時もあったでしょう。しかし彼は腐らず黙々と練習を積んだというのです。そんな彼に相撲の神様が微笑みました。もちろん相撲の神様は間違った表現ですが、言わんとするところを良しとしましょう。あるべき正当な報いだと、誰でも納得する結末を皆が喜んだのです。長々と書きましたが、この人生の物語に誰でも共感と励ましを覚えるでしょう。私たちもまたそれぞれ取り組んでいるものは異なりますが、何か何かと一人相撲を取っている者ではないでしょうか。それを見ていてくださる神がおられるということは大きな慰めです。もちろん見ているだけではなく正当に報いてくださるということが聖書の約束です。ですから辛い時も腐らず忍耐して、それぞの土俵で、神を見上げて忠実に日々のわざに励みたいものです。
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