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秋

 10月に入りました。春の5月と秋の10月は、ここで止まっていてほしいと思える季節ですね。特にストレスが押し寄せるときには、努めて自然に触れ、そこから癒しがもたらされますようにと願います。

 さて日本は消費税アップが決まり、8パーセントの経済社会に入っていこうとしています。いろんな観測が成されていますが、誰も本当にはわからない未知の実験であることには変わりがありません。もちろん言うまでもなく、人類の歩みはみな未知の歴史を刻んでいるわけで、21世紀の今は確かに未踏に時代を歩んでいることになります。特に日本は少子高齢化の先端を歩み、今後の世界が経験する成熟社会の行く手を占う実験をしていると言われます。社会保障費が膨らみ、このままではどうみても財政がパンクしてしまうことが明らかで、またいくら手当てしたところで、簡単には追いつけない、先細り状況が待っている現実とのことです。大きな社会変化、それも今までのような上昇ではなく、厳しい下降の変化に直面せざるを得ない状況が迫っています。

 既に今、リストラと若者の就職難等で格差が増大傾向社会になっています。格差是正のためにも経済のもう一度の回復をはかる事が政治家たちの悲願ですが、どのような政策も、厳しい状況を簡単には好転させるようには思えません。むしろこの厳しさは、今までとは違った価値観と生き方の知恵を問いかけているのではないでしょうか。ずっと突っ走ってきた世界を挙げての競争社会は、経済中心の功利主義的社会の限界を示しているのでしょう。それが利害や打算による亀裂をもたらしてきました。それを癒すような価値観と社会が求められているのでしょう。

 政治学者のカン・サンジュンさんが、痛みや苦しみによって結びつく社会、それが経済功利主義によって築かれてきた現在の孤立社会を変えていくモデルだというような意味の発言をしていましたが、聖書的に通ずる予言的な洞察であり、またチャレンジであると思いました。知らず知らずに功利的になってしまう悲しさを悔い改め、痛みをこそ中心に据えて、人とつながれる人間でありたいものですね。
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