↓妙高市松山の紅葉(11月3日)
2013-11-03松山紅葉

 11月に入ります。冬の前の貴重な貴重なひと月ですね。長い晩秋となりますよう。先日も新聞で、このところ日本の気候は長い夏と長い冬の二極化傾向にあり、春と秋が短くなっているとの感想が述べられていましたが、願わくは春と秋が長くありますようにとは皆さんの思いでしょう。とは言え、四季のある国に置かれていることを喜びたいものです。

 先週は宗教改革を記念しましたが、人間や組織の在り様は、難しいものですね。と言うのは、時と共に下降、減退、そして堕落へと向かってしまうことが一般的だからです。確かに何事も放っておいて自然に向上していくなどというものは、皆無ではないでしょうか。それはやはりその中心にある人間性のうちに負の力と傾向が強く働いていることの故でしょう。聖書はそれを人間の内にある罪への傾向性と説明します。「罪への傾向性」と言う表現は軽い響きを持ちますが、その言わんとする真意は、人間は皆はなはだしく罪に染まっているということです。この人間観は不人気ですが、楽観的な性善説や生半可な性悪説を越えて、私たちを真に謙遜にさせるものではないでしょうか。それゆえに私たちはいつも目を開いて、自らの罪性と戦い続けなければならないのです。

 中国指導層の腐敗のことがよく報じられます。腐敗根絶が長年の悲願だと。その実態は共産党の理想と何とかけ離れていることでしょうか。しかし西側とて高見の見物などできません。西側の盟主であるアメリカの盗聴事件が明るみの出て大きな幻滅をもたらしています。理想と離れた矛盾した姿と言うほかありません。でもこれが他人事ではない、人間の悲しい現実です。

 日本政府は今、国家安全保障会議設置法案と秘密保護法案成立に前のめりになって、アメリカに倣おうとしています。どれだけの意味があって誰のための法案なのかと問われています。国や公のためにと言いながら、一部の主義主張や誰かの腹を肥やすものへと変じていくことが人間の常です。自分を離れ、上なる方と隣人を見続けることが、私たちを堕落から守る永遠の指針です。
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