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冬景色

 正月を過ぎて冬本番という候に入っていますが、先日は雨模様が続いたりして温度も上がり春の陽気を感じさせました。冬が短縮されたような得をした気分です。でも今週は大型寒波ということですので、楽観をしないでまだまだ本気の冬に備えなければなりませんね。いずれにしても暦の上では冬は既に、後正味1ヶ月余りですのでそれを指折り数えたいと思います。

 冬はもうじき去り行きますが、新しい年2018年は未だ始まったばかりです。ですのでこちらは去り行くのを指折り数えてというわけにはいきません。むしろ今は、いたずらに早く時が流れすぎ去らないうちに、今年成すべきことや目標を設定したいものです。神様がそれぞれを刺激して有益な目標や課題を示してくださるように祈りましょう。やはり私たちの人生にとっては惰性やマンネリ化は生気を奪ってしまうものではないでしょうか。でもうっかりしているとこれらはすぐ侵入してきてしまいます。それで新年の新鮮感は元の木阿弥的に惰性に取って代わられてしまいます。

 昨年95歳で召された故日野原氏は、年をとっても人生を若々しく生きるための多くの刺激的なことばを残されましたが、その中で私の記憶に残っているのは、「人は何歳になっても変わることができる」ということばです。果たして本当でしょうか。わたしたちの現実の経験はむしろ、年を取るにつれて、マンネリ化の方が早く進行し、新しいことをしたり、何かを期待する感覚は薄らいでいってしまうのが現状です。これは一方の確かな現実と言えますが、でも生きるということはこれに抗することなのでしょう。聖書の思想もまた「人は死の瞬間まで変わることができる」と言っているといえるでしょう。人間と人生に対して何という肯定的な態度でしょうか。これが人間を造られた真の医者の見立てなのです。ここに救いの希望もあるのですね。私たちは自分で勝手に限界を定めて、マンネリ化を招いてしまいがちです。今までと変わらないと決めつけてしまうことは罪とも言えるでしょう。神様に向かって更に大きく、新しいことを期待することによって、過ぎた年以上に生かされたいものです。
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