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ふきのとう


 例年3月第1週にもたれる教会総会が終わりました。空を見上げる1、2月が終わって、これからは空を見上げることもなくなります。未だ気温は冬と綱引きをしているようですが、日一日と明るくなっています。春の爆発の前の微妙な変化も楽しみたいと思います。

 この喜ばしい春に、またオリンピックが終わったばかりの黒海沿岸では、いきなり冷戦のような状況が生じています。エジプトの動乱、シリヤの内戦が収まらぬうちに、また新たにウクライナ問題が世界の火種になっています。実に人間社会は複雑ですね。争いの種は至るところに蒔かれているのであり、何かの拍子にすぐにも発火してしまう危険と同居しています。文明が進歩し、歴史の教訓を積み重ねても、人間性というものはあまり進歩しないものなのですね。

 一方私たちの国に目を向けても例外ではありません。集団的自衛権の行使に向けて着々と進んでいるようであり、戦争放棄の縛りを無くそうとしています。平和を築くのは長く続く至難の業ですが、戦争はたった一日でできてしまうのではないでしょうか。政治的な問題だけでなく、昨今はいかにも簡単に殺人がなされているような事件が報じられています。最近の通り魔事件や、男子高校生による女子中学生の殺害など、何食わぬ顔をして殺人をしているような空恐ろしさを感じてしまいます。

 確かに私たちの戦うべきは人間性なのですね。聖書を開くと、人類の歴史が始まったばかりの冒頭、いきなり殺人事件が報じられます。人類の先祖アダムの長男カインが弟アベルを殺すという、それこそ前代未聞のような事件です。ここを読む時、誰でも人間は一体このようなことができるものかと驚き、聖書は変だと思ってしまいます。しかし冒頭、いきなり殺人事件を記す聖書は、寝言を言っているのではありません。人間はこのような者だと、原罪を抱える人間性の闇を冷静に見つめて警告しているのです。私たちは、外側の国と戦う以上に、自らと互いの罪の闇と戦わなければならないのです。
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